海外で子育てしながら考えごと

バンコクで1歳児子育て中

旧姓併記のパスポート

私は結婚後夫の姓に合わせたのですが、仕事でずっと旧姓を使って海外出張もしていていたのでパスポートはしばらく変えていませんでした。

ですがその後、タイに帯同するあたりから悩んだ末パスポートを更新することに。

でも旧姓も残しておきたかったので、例の括弧書きで残すことにしました。

なので、私のパスポートは 「新姓(旧姓)/名前MS」となっています。

 

ちなみに、パスポートの旧姓併記の仕方についてはいろいろな方が親切にまとめておられるのでそれを見てもらえたらわかりますが、思っている以上に簡単です。

 

「仕事や論文で旧姓での実績があれば」というのがハードルに感じるかもしれませんが、出張時の諸々資料やら入館証やらは機密情報もあるので(そもそもやりとりする会社名も明かしたくないことってありますよね)、私は海外担当者とのメールやりとりのコピーを証憑として提出したくらいです。でもそれも「社外秘情報があるので」と黒塗りしまくっててわけわかんないコピーだったと思います。w

あとは会社として旧姓を使用していますの証明書(フォーマットは外務省HPにあるものの丸コピー)を印刷して持っていけばよし。

私は有楽町のパスポートセンターで申請しましたが、受け付けてくれる人も手馴れていて大変スムーズにやってくれました。ちなみにベテランそうなおじさんでした。(触らぬ女に祟りなしと思ったんでしょうかw)


そもそも、こんな手間をかけさせる前に選択的夫婦別姓制度をとっとと導入してくれればいいのにね。あと同性婚。これを選択できるようにするということは、幸せになる人しか生まれない制度なのに、わざわざ反対してくる人は他人の人生に口出ししすぎ。

 

そんなこんなで旧姓併記のパスポートですが、今のところそれで助かったことは数知れず、困ったこと0回ってとこですかね。

なんで括弧なの?という説明も、外務省さんが速やかに公的説明文書を出してくれました。政治家よりキャリア官僚の方がやはり優秀ってことかな。

旧姓と新姓が並んでる証明書って他に戸籍謄本くらいしかないので、パスポートあるとその証明が一発で済むんですよ。

これから新姓で海外の大学院進学する可能性があれば、旧姓の卒業証明書からの同一人物証明ももっと簡単になるんじゃないかなー。証明書の数が増えて手数料がかかるのは不便だし手間なんですが。

 

先程困ったこと0回と書きましたが、困るほどまでいかないけど最近一番目にするのは病院の診察券。

これはパスポートと全く同じ名前にする必要があるらしく、「Ms. 新姓旧姓〜」と呼ばれてなんだか恥ずかしい。w

でもタイ人でも本名長い人もいるし(主に中国系のタイ人かな?)、タイの病院からしたら特に何ともないんだと思います。括弧って何?とは思われてるかもしれないけれど。

 

というわけで、まもなく出産なので病院に行くたびに自分の旧姓を(嫌でも)思い出させられています。

それを懐かしいと思うというよりは、あー私って改姓手続きと日本の古臭い家制度のあり方にすごく抵抗したよなぁ・・・と思い出したりします。

 

日本に住んでいる皆さん、ぜひ選挙に行ってくださいね。