海外で子育てしながら考えごと

バンコクで1歳児子育て中

出産してみて感じたこと② 産後に一番大変なのは?

熱が冷めないうちに、というか気持ちを覚えているうちに。

先日①の記事を書いたので、続きです。私の赤ちゃんもあっという間に生後1か月となりました。今思っていることを書き留めておきます。

 

産後に何が一番大変か?

2~3時間おきの授乳?夜通し寝れないことで寝不足になること?泣き止まない赤ちゃんのお世話?

 

どうでしょうか・・・。

これは私個人的な感想かもしれませんが、産後一番不安だったのは

母体の回復でした。

 

私は経腟分娩でしたが、会陰の痛み、後陣痛、骨盤がバラバラになっている(と感じる恐怖)、止まらない悪露とナプキンを続けることによる痒み・かぶれ・・・

あげるときりがありませんが、本当に日常生活に戻れるのか?と毎日不安でした。

分娩時も、なんだかんだ結構出血しています。平均して500mlペットボトルくらいは。

出産とは実はかなりの重傷を負った状態と同じといわれているのも納得です。

 

また、私は視力が悪いので、産後さらに視力が落ちるということに対する不安・・・(実際、落ちたような気がします)

そして髪が抜けるという恐怖。しばらくすると80~90%までは戻るといわれますが、完全回復ではないそうです。もともと髪が少ないので、これ以上貧相になったらどうしようと・・・。。(やはり、抜け毛は増えました)

 

出血も子宮の痛みも、いつか治ると言われ、実際治ったと感じたのは産後4週目あたり。そこに至るまではなんだか気分も滅入っていました。

悪露は完全になくなるまでもう少しかかりそうですが、生理でも1週間程度で終わるのが、1か月以上もナプキンをつける生活も大変なもんです。

赤ちゃんのおむつかぶれを心配する前に、自分も清潔にしていないと何かしら不調になります。

 

また、治るものは安心ですが、治るかわからないものは?

こども産むたびに目が悪くなって髪が抜けるのだとしたら、なんだか複雑です。。

 

逆に、新生児のお世話については、生後しばらくはおなかの中にいたときママからもらった免疫に守られて病気もしにくいし、母乳が出なければミルクを与えればよいわけで、不安要素というのはそこまで多くありません。

多少育児を間違ってもてこずっても、赤ちゃんは育っていきます。大丈夫。

 

でも母体は、今後もお付き合いしていく自分の身体は、この先いったいどうなるの・・・・

 

との恐怖を感じたのは私だけではないはず・・・(私だけ?)

こういうのも、赤ちゃんの誕生のうれしさで、忘れてしまうものでしょうか。

 

この不安があったので、産後は妊娠期以上に栄養を意識してとにかく食べるようにしました。もう体重制限もありません。とにかく鉄分とカルシウムとタンパク質をとってました。母乳のためには炭水化物と野菜も多くとる必要がありますので、主食もおかわりして、葉物もたっぷりと。

産後ダイエット?そんなの二の次です。ここで栄養不足になると一気に体が老化してしまう!!

とにかく産後の肥立ちのために、身体を休めること(まとまった睡眠時間はなかなかとれないけど、こまめに昼寝)、起きている間は栄養を採ること(おやつ、夜食を含めて1日5食)。そして母乳育児中の方は1日2リットルの水分を。脱水注意!

 

1か月検診がおわるまでは、外出もほどほどに、とにかく療養を意識したほうがいいです。

 

出産が若いほうがいいというのは、産まれてくる赤ちゃんのこともありますが、産後の身体の回復の現実を知ってから身に染みました。

いつか子供がほしいと思っている女性は、一歳でも早く妊娠・出産することは自分のためです。体力があるうちに。

 

これだけの身体の変化があるので、産後すぐの女性には、みなさん優しくしてくださいね。